損傷部位と症状

脊髄損傷は、損傷を受けた部位によって分類されます。部位は4種類に分類され、頭を支える頸部(Cervical:サービカル)、首と腹部の間にある胸部(Thoracic:ソラシック)、腰回りを示す腰部(Lumbar:ランバー)、上半身と下半身を繋ぐ要である仙部・骨盤(Sacral:セイクラル)があります

そして、それらの部位にある骨は上から順に番号付けがされ、また、それぞれの部位の英語表記の頭文字をとって、C1、L4といったように表されます。C1は、頸部の1番上の骨のことを指します。この表記は、脊髄の位置を表すのに使用されます。脊髄損傷の症状は、損傷を受けた部位によって異なります。頸部(C)では、脚や胴体、部位によっては手の麻痺が起こります。頭に近いC2-C5間での損傷では、呼吸のための筋肉も麻痺し人工呼吸器が必要になります。胸部(T)では、脚や胴体の麻痺が起こります

また、損傷部位より下部分の感覚が無くなる場合もあります。腰部(L)では、股関節と脚の麻痺・感覚喪失あるいは損傷の位置によって異なる筋力低下と痺れが起こります。仙部・骨盤(S)では、広義では骨盤の出口、恥骨結合から尾骨までを指す会陰部のしびれが起こり、排泄などの行為に支障が生じます。