脊髄損傷とは

交通事故13

脊髄とは、脳から一般的に背骨と呼ばれている部分である脊柱を通る太い神経のようなものであり、脳から発せられる手や足を動かすといった人間の体の動作の指示はこの脊髄を通って全身に伝わっていくので、人間にとって脊髄は脳と並んで大切な部分といえます。

一方、脊髄損傷とは、つまりこの脊髄が主に脊柱が交通事故を代表とする強い外力によって損傷を受けることであり、手や足が動かなくなるなどの麻痺が残ることもあります。また、最悪の場合生活において常に介護が必要になるほどの損害を受ける場合もあります。

さらに脊髄は脳と同じく中枢神経ですが、中枢神経は一度損傷が起こると二度と再生することはありません。(厳密には中枢神経にも再生機能はあるとされていますが、細胞神経は再生しても細胞神経どうしのつながりは元には戻らず、脊髄の機能は元には戻りません)よって脊髄損傷は完治することは無く、現代の医学でも脊髄の機能を回復させる完全な治療法は未だに存在していません。

現在日本においては10万人を超える脊髄損傷を患った人々が存在し、毎年5,000人以上の人間が脊髄損傷になっています。そして脊髄損傷の要因には、1990-1992年の調査によれば、高所からの落下や転倒といったものがありますが、受傷要因の中でも交通事故は43.7%という大きな割合となっています。

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